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2014年8月25日 (月)

東工大の教育改革に期待する:日経エレクトロニクス8/18号の記事より

 日経エレクトロニクス8/18号の学生を「最強の技術者」に、東工大が挑む教育改革という記事を読んだ。東工大が2016年に大学改革を実施するのだが、その中での、電気・電子系の教育内容の改革のかなり具体的な内容について紹介されていた記事である。
 本当にすばらしい内容なのだが、その中でも最も感心したのは、科目ごとに独立して教育していたものを、それぞれの科目の関係性を教育するというところだ。学校というのは、科目ごとの独立性の壁が存在する。ところが、実際には、学問といえども工学のような実世界と関係する部分は、科目間の関係性はかなり大きい。わかりやすい例では高校の教育の例になってしまうが、数学と物理の関係がその典型であろう。数学で微積を勉強してから物理を勉強することで、微積の概念をよりはっきりと理解できるよになるはずであり、かつ物理の解法に微積の知識を使えるはずなのだが、そうはなっていない。おかげで、意味もわからずに物理の公式を覚えさせられることになる。実際には微積で考えれば、ほとんどの公式は導出できるというのに。大学の科目でも同じようなことがある。会社で実務をやっている中で、なるほど、あそこで習ったことはこういう関係性があったのか、というようなことを何度か経験する。本当は、そうしたことは、学校できっちりと教えてくれる方がいいに違いない。
 こうしたこと以外にも、いろいろと工夫が組み込まれていて、こういう体系で本当に教えられる先生がいるなら、このカリキュラムでみっちり勉強してきた学生は、基礎の「体系」をきっちり学んだ即戦力になると期待できそうである。
 最終ページでこのカリキュラムを検討中の松澤教授の経歴が、元パナソニックの技術者であると紹介されていた。企業の出身の先生なのである。どうりで企業の技術者から見て納得の内容になっているはずである。大いに期待したい。

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