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2014年8月29日 (金)

開発の現場から:責任が技術力を身につけさせる

 以前、技術者の器用貧乏という記事にyさんからコメントをもらった。そのコメントに対し、本当の意味での専門性は、仕事の中でしか身につかない、という私の思っていることをコメントとして返した。
 なぜ本当の意味での専門性は仕事の中でしか身につかないのだろうか?いろいろな側面がある。しかし、その大きな原因の1つは、責任ではないかと思うのである。仕事にあって勉強にないもの。責任である。技術者の仕事というのは、何らかの形で自分以外の世界へ価値を供給し、対価をもらうという行為である。組み込み技術者であれば、ある製品の中に組み込まれたハードやソフトの機能、安全性、使い勝手などを実現する技術を供給し、その製品を購入した顧客から代金をもらうというのが典型的な仕事である。
 製品が価値を提供することは、それを開発した技術者の「責任」なのである。その責任を実感できる技術者こそ、技術の深さを理解でき、より高い技術を身につけようと思うのではないか、と思う。私の場合がそうだったからである。製品出荷後に、自分の設計ミスで、その製品を回収するはめになったことがあった。幸い、安全にかかわることでもなく、大した台数が出ていなかったので経済的損失もなかった。だが、自分の技術力の浅はかさを思い知らされたできごとであった。

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