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2014年8月26日 (火)

サラリーマンにとって人ごとではない「会社が消えた日」

 SANYOというブランドは、SONYやパナソニックに比べて安物という印象のあるブランドであった。一方で、ユニークな製品も数多く手がけるという印象のブランドでもあった。現に我が家でも、炊飯器(たぶんSSANYOブランドの最後の製品)、食洗機は、値段ではなくSANYO製の特徴が他社製にないものだったので、それを選択した。そういう意味でSANYOブランドがなくなったのは、私にとってはユニークな製品を作る会社が消えてしまったという印象でもあった。
 会社が消えた日 三洋電機10万人のそれからという本は、SANYOという会社が消えていく過程、パナソニックに吸収されてからの元社員達の苦闘などを取材したノンフィクションであるが、サラリーマンにとっては、明日は我が身という本である。
 パナソニックがSANYOを買収して、SANYOというブランドを残さなかった。それは、SANYOの部門を切り売りするということでもあった。個性的なSANYO社員は、パナソニックという大企業にとっては、邪魔な存在である。というのは不正確で、パナソニックの官僚的な組織の中で生きてきた組織人にとって、SANYOの個性的な社員を理解できなかった故に、邪魔な存在にしか見えなかったということなのではなかったかと想像する。ただ、いづれにせよ、SANYOの人たちがパナソニックから追い出され、ユニークなSANYO製品のような製品がパナソニックブランドで出てくることはもうないのだあろう。個性の時代といいながら、一度官僚化した組織では、個性は好まれないのだろう。

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