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2014年9月11日 (木)

開発の現場から:責任感と技術の関係-ベテラン技術者の場合

 前に若手の技術者にとって、技術を身につけるのに必要なものの1つが、責任感ではないかと言うようなことを書いた。だがベテランの場合は技術がなければ責任感だけでは仕事はできない。そのことを端的に記述した記事があった。(4/8)芦屋広太一つ上のヒューマンマネジメント - 仕事を成功させる思考術(1)「あなたを窮地に追い込む」10のダメ仕事:ITproである。少し引用する。

 「無責任、逃げ腰体質」の反対は「責任感が強い、逃げない」だ。このようなポジティブ特性を持つ人は一見良いように見えるが、その人に技能がない場合、非常に危険な存在になることに注意すべきである。
 なぜなら、無責任で逃げ腰の人は、難しい仕事から逃げるので、仕事を根本から失敗させる責任ある立場に立ちえない。だが、責任感のある逃げない人は、仕事の意思決定の中心に入っていく可能性が高いからだ。

 つまり技術がないのに責任感だけ高い人というのは、実は厄介な存在なる可能性があるという厳しい指摘である。
 実際にそのような技術者と関わったがために大変な目に遭ったことがある。 ある技術を下に商品化することが可能かというような技術レビューの場にレビュアーとして参加したことがある。私から見たときには、その時点での技術の完成度から見てとても商品化に耐えられるようなレベルではなかった。今から必要な技術開発の困難さを指摘して、その技術をコアとした商品化をするにはまだ技術が成熟していないということをレビュアーとして指摘したことがある。その時に指摘された技術者が私の指摘に納得せずに、結局は商品化することに決まってしまった。
 だが、案の定、技術的に成熟していなかったために、その商品は大クレームを出す。その技術担当者にはそれを解決するための技術力はなかったがために、結局私が1年以上もかかってその尻拭いをしたことがある。そして組織の常として、結局責任を取らされるのはその尻拭いをする羽目に陥った人間である。責任感があっても技術力のない技術者というのは結果的には無責任でしかないのである。

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