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2014年10月17日 (金)

『普通のプロ』は『上位のアマチュア』に負けつつある:情報処理10月号の特集記事より

 少し前の続きで、情報処理 2014年10月号の特集記事「モノづくりの現在」の中の記事「ボクらはなぜ、作るのか」に関する感想を書く。その中で、非常に危機感を持った記述があった。少し引用する。

 DIYの祭典であるMaker Faire東京と、インタラクションなどの学会展示のレベル差が少なくなってきている。少なくとも『普通のプロ』は『上位のアマチュア』に負けつつある。

 怖い話である。
 今まで、アマチュアとプロの差は、使える開発費の差であった。たとえば、今でもアマチュアで本格的な無線関連技術の開発は難しいであろう。高価な計測器と電波暗室のような設備がないと開発が難しいからだ。開発後に電波法対応のために技適を取得するのも金と手間がかかる。
 ところが、ある分野では、大きな開発費が必要でなくなってきている。オープンソースソフトによって、大規模なソフトもアマチュアで作れるようになってきた。20年前には、TCP/IPを組み込み機器に実装することはアマチュアでは難しかったが、今では簡単にできる。マイコンの性能も上がり、ラズベリー・パイのような高性能な組み込みマイコンも安価で入手できるようになってきている。3Dプリンタの普及により、メカ系の開発も手軽にできるようになってきた。
 こうなると、アイデアとスピードの勝負になる。思いついたら作ってみるというのは、サラリーマンである『普通のプロ』ではできない。しかし『上位のアマチュア』にとっては、簡単なことであろう。
 今年のMaker Faire Tokyoは、11/23~24に東京ビッグサイトで開催されるらしい。『普通のプロ』として、『上位のアマチュア』の展示を敵情視察しに行こうかと思っている。

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