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2014年10月16日 (木)

開発の現場から:組み込みCPUのJTAGデバッグモードの不具合

 長年開発をやっていると、組み込みCPUのいろいろな不具合に出会う。よほどのことがない限り、枯れたと思われるCPUを使い、まずエラッタを取り寄せるというのが習慣になっている。それでも、ドキュメントで明示されていない不具合は起きる。
 組み込みCPUのJTAGデバックモードは便利である。昔のような高価なフルICEを使わなくても、デバッグできる。ところが、デバッガが安価であるため、誰もがデバッガを入手できて、基板にそれを接続してしまえば、その基板の動作がまるわかりになる。つまり、組み込み機器の製品のリバースエンジニアリングが簡単にできてしまう、という短所にもなる。そこで、それを防止するために、たいての組み込みCPUには、製品出荷用にJTAGデバッガを接続できなくする設定がある。
 あるCPUで、開発が終わり、製品出荷の直前になった。たまたま、その製品のCPUにデバッガを接続してみた。すると、確かにCPUを動作させることはできないのだが、内蔵ROMのダンプ機能は動くというバグ見つかった。これには困ってしまった。そんな機能を開発の初期に試すことはない。既に全ての開発は終わっているのである。いまさら、これだけのために、CPUを変更するというのもあり得ない。どうしたかというのは企業秘密なので、ここでは書けないが、まあ、いろいろなことがあるものである。

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