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2014年10月30日 (木)

開発の現場から:単位に意味を込める

 開発中の機器と既に発売中の他社機器との、ネットワーク機器の相互接続を評価している部下から報告を受けた。「100台中90台はOKでした」
 市販されている機器100台の中で90台とは接続でき、10台は接続できなかったという意味なのだろうが、何か違和感を感じた。接続評価対象の他社機器は、100台ではなく100機種というべきなのではないか、ということである。部下の仕事としては、1台づつ評価した結果なので100台という報告なのだろうが、「台」という単位は、メーカーの技術者の用語としては、同じ機種というのがデフォルトである。ある機種が1万台売れたとか、1万台製造したという使い方をする。
 単位の使い方は重要である。たとえば、0.1msと100μsは、時間としては同じである。だが、通信遅延などの議論をしている時には0.1msであり、タスクスイッチの時間を議論している時には100μsを使うというのが、何となくしっくりくる。漫然と単位を使うのではなく、その議論している技術分野にふさわしい単位を使うことが重要なのだと思う。

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コメント

僕の会社にも単位や言葉について注意を頻繁にする人がいます。

会社に入ってから半年くらいの頃は、そういう先輩を「面倒くさい人だ」と思っていました。でも、働き出して2年を超えたあたりからは「あの人がきちんと注意してくれるから、余計なトラブルを回避しているのだ」と思うようになっています。

きちんと使う言葉を整理しておくことで、それ以外の部分で論理的な思考をする時には「邪魔にならない」と思います。反対に言うと、わずかな言葉の違いでノイズが発生し、本来本質的な部分に集中すべきところなのに、本質的でない部分に集中力をとられる。そういう自体を避ける方法が言葉を正確に使うことだと思います。

問題は、そういうことを理解しつつ言葉を選んだつもりが、相手からするとおかしな受け取り方になってしまうことがあることです。そういう時に、「これはどういうこと?」と気軽に聞いてもらえる環境にしておくというのが大事に思います。

私も言葉をうるさく言うタイプです。
昔、回路設計・基板設計をやっていた時代には、図面という共通言語がありました。
しかし、ソフトウエアは、図面という便利な共通言語がありません。UMLなども、補助的なものでしかない。そう考えると、言葉をどう使うかが重要になります。このあたりのことについても、またブログで書いてみたいと思います。

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