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2015年4月29日 (水)

DDR4 DRAMの約100倍のデータ転送速度を実現した超広帯域メモリー:磁界結合という技術を使うらしい

 メモリーのデータ転送速度というのは、CPU自体の高速化とともに、コンピュータの高速化の重要技術である。(3/4)コンピュータ・アーキテクチャー新潮流 - 100倍高速なメモリーを独自開発、異色ベンチャーの野望:ITproによれば、PEZY Computingという国内ベンチャー企業が、DDR4 DRAMの約100倍のデータ転送速度を実現したという。なんと500Gバイト/秒というちょっと信じられないような帯域である。ここまで高速になると、端子の電気的接触に頼る現行のインタフェースでは無理という。つまり、今までのようにチップを基板にはんだ付けするということでは、これほどの帯域は実現できないらしい。
 それを解決する技術が、磁界結合という技術だ。少し引用する。

・500Gバイト/秒とは破格の数字だが、どのように実現したのか。
 ここまでの高速伝送は、端子の電気的接触に頼る現行のインタフェースでは無理だ。
 我々のメモリーには、「磁界結合」と呼ばれる非接触の伝送技術を使う。慶応義塾大学 理工学部 電子工学科の黒田忠広教授が10年以上研究していた技術だ。
 開発予定のメモリーは、8枚のDRAMチップを積み重ねてパッケージングする積層型となる。このチップとチップの間の伝送、チップとインターポーザ(プロセッサとメモリーのデータ伝送を仲介する部品)の間の通信を非接伝送で実現する。

・これまで磁界結合を実用化できなかったのはなぜか。
 実用化の大きな障壁だったのが、伝送用アンテナ端子を小型化できなかったことだ。
 磁界結合における伝送用アンテナ端子は正方形の形状で、シリコンウエハー(シリコン結晶の薄い円盤)の表面にDRAMの回路を形成する際に、一緒に作り込むことができる。

 よく理解できないが、なんかすごい技術のようだ。高速コンピュータというのは、ますます必要となる。その高速化技術の中でも、データ転送の高速化というのは、高度な技術が必要で、かつコンピュータの高速化としては王道の部分である。ここに果敢に取り組むベンチャーが存在するというのは、頼もしい。がんばって欲しい。

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