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2015年5月26日 (火)

技術屋にとって違和感のある翻訳語

 海外の情報などの日本語翻訳を読んでいるときに、たまに違和感のある訳語に出会うことがある。前にも書いたが、その典型例は、embeddedの訳語である。組み込み屋にとっては、「組み込み」なのだが、「埋め込み」と訳される場合が多い。
 同じような話で、IoEのセキュリティ:ネットワークを巨大なセンサーに(上) - IoEのセキュリティ:ネットワークを巨大なセンサー...:CIO Magazineという記事で、違和感のある言葉があった。少し引用する。


 IoEでは、膨大な数のエンドポイントが必然的に使われることになる。こうしたエンドポイントの中には、セキュリティの態勢が整っていないばかりか、OSIのレイヤ2~7でのプロトコルの実装がお粗末なものもある。最小限の機能だけを持ち、最小限のコストのハードウエアとソフトウエアを利用した、利幅の小さいコモディティデバイスだ。

 「利幅」という言葉にどうも違和感がある。最小限のコストのハードウエアとソフトウエアを利用したデバイスの話なので、利益が少なく、だから利幅ということを書いたのかな、とも読めるが、なんとなく技術の文脈に合わない。たぶん、マージンのことかな、と思って原文をあたってみた。Security for the Internet of Everything: Turning the network Into a giant sensor | Network Worldというのが原文である。当該の部分を引用する。

The Internet of Everything will inevitably involve a great number of endpoints with not only poor security posture, but also poorly written protocol implementations from OSI Layers 2 through 7. These low margin commodity devices will contain minimal features and use the lowest cost hardware and software.

low margin commodity devices とある。やはり原文はmarginだった。これを利幅と訳すこともできるが、やはりここは技術としてのマージンだと思う。

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