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2015年10月10日 (土)

IT企業の作る電気自動車:日経ビジネスの記事より

 私も何度か取り上げているが、フォルクスワーゲン社の排ガス問題は、ひどい話である。でも、自動車メーカーには頑張ってもらわなければならない。自動車のソフトをIT企業に任せるわけにはいかないからだ。日経ビジネス10月5日号の「電気自動車は誰が作るのか」というエッセイの指摘がもっともだと思ったのである。少し引用する。

 自動車工業は、ちょっとした設計ミスや施工の粗雑さが、人命にかかわる事故を招く産業だ。<中略>ひるがえって、IT産業およびそれを支えるプログラミング技術は、バグ(ミス)との共存を前提として歩んできた世界だ。商品として市場に流通している最終製品でさえ、バージョンアップと称する事実上の有償修理を織り込んだ上で販売されている。

 はい、その通りです。さらに、少し引用する。

 デジタルIT業界出身の技術者が、マイスターの魂を持つに至るまでには、あと半世紀は必要だと思っている。
 というのも、自動車業界で培われてきた技術者マインドは、現場で機械油にまみれることによってはじめて獲得される一種の職人魂だからだ。

 ただ、これについては、組み込み業界もえらそうなことは言えない。ネットでバージョンアップできる機能をつけたとたんに、ソフトの試験が甘くなる。バージョンアップできるから、という変な安心感があるのだろう。昔、書き換えられないマスクROMで製品を作っていた時代、出荷した製品に何かバグがあったら大変な思いをして製品の筐体を開けてROM交換しなければならなかった時代、そういう時代のソフトの信頼性に対する執念のようなものがなくなってきている。
 とは言っても、IT企業に車のソフトをまかせていいのか、という疑問は、その通りだと思う。Android搭載の自動運転システムなんて、こわくて乗れない。自動車産業は、フォルクスワーゲンの件を他山の石として、再度、ものづくりの最高峰の産業としての誇りを取り戻し、品質重視を徹底してほしい。

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