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2015年10月20日 (火)

ロボットの組み込みソフトもオープン化:日経テクノロジーonlineの記事より

 ロボット向けの組み込みソフトの世界で、オープン化の検討がなされているという。OpenELでETロボコンにチャレンジ - ロボット - 日経テクノロジーオンラインによれば、「OpenEL(Open Embedded Library)」というロボットで用いるアクチュエーターやセンサーなどのデバイスを制御するためのインターフェースを標準化した組み込みシステム向けのオープンなライブラリーを、組込みシステム技術協会(JASA)で仕様策定している。
 ロボットといえば、センサやアクチュエータのかたまりである。センサやアクチュエータの機能が規格化されているならともなく、現状は、メーカーによってかなり異なるはずである。つまり、ソフトウエアはハード依存にならざるを得ない。
 OpenELの狙いは、ハードウエアに近いレイヤーのインターフェースとして統一したAPIを用いることで、異なるハードウエアでも同じ仕様のAPIをできるようにすることらしい。
 面白い試みだが、プロトを作るときには使えるだろうが、製品化では難しいということになると思う。それは、技術の成熟度が、そこまで追いついていないからだ。Linuxなどのオープン化は、PCの性能の向上と、CPU周辺アーキテクチャが事実上Intelが決めるという事情によって、うまくいった。しかし、サンサやアクチュエータはそうはいかない。そもそも、今のロボットの技術では、ハードの性能をフルに発揮させないと製品にならないことが多いのではないだろうか。
 誤解されるといけないので、あえて付け加えるが、OpenELの試みを否定しているのではない。まだ、実際の製品では使い物にならない段階で、仕様策定を開始するというのは、将来のデファクト化のためには重要なことである。長い目で、この活動が継続されることを期待したい。

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