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2016年10月31日 (月)

故障予測の難しさ:デジタル化してもコモディティーにはならない技術

 デジタル化という言葉は、昔は、高機能化の切り札というようなイメージを伴っていた。でも今では、技術者観点で、デジタル化はコモディティー化という言葉と同義語のような使い方になってしまっている。
 既存産業の中でデジタル化の最先端としてよく取り上げられるGEの事例がGEのIoT化は危機感に駆り立てられた - 日経テクノロジーオンラインという記事で取り上げられていた。その記事を読んで思ったのは、故障解析の難しさである。少し引用する。
 正常な状態のデータを分析しても故障の傾向は簡単には出てこない。航空機エンジンでもクルマのエンジンでも故障は数年に1回しかなかったりする。それだけを分析しても簡単には分からない。
 さらに装置がどのような原理で動いているのかを知る必要もある。工学的な設計知識を持ち、機械がこのようなふるまいをする時は故障するかもしれないといった部分まで理解しなくてはならない。その上で、センサーのデータを時系列で分析することが欠かせない。
 データさえ集めれば、何か答えが出てくるというビッグデータの維持とは全く違う世界である。地道にデータを集める継続性と、その機械に対する原理からの深い理解がないと、結果には結びつかないのである。

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