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2017年3月14日 (火)

日経エレクトロニクス3月号の特集は力作:電子機器設計者は必読

 3月号の特集記事は、「安全設計、待ったなし」。副題は「Note7問題だけにあらず」。イントロは、Note7のバッテリの発火問題だが、そこから、現在の電子機器における安全設計の問題へと論を進める。
 あまりに専門が分化されてしまった現場で、一番心配なのが安全設計だ。幅広い知識と経験が必要な分野だからだ。
 一番びっくりしたのが、ディレーティングの問題である。熱の問題は、電子機器におけるかなり大きな設計課題である。熱が部品におよぼす影響は大きい。寿命に関係したり、許容電力に関連したり、電源だと出力電流に関連したりする。そういう設計の際に参照されるのがディレーティングなのだが、その値そのものが今の設計に追随していないらしい。例に出ていたのが、抵抗である。そもそもの値は、抵抗をラグ端子に実装した状態を想定した値だったとは知らなかった。30年前でも、ラグ端子に抵抗が実装された製品など見たことはない。今の高密度な表面実装部品時代には合っていない。
 今は、先進的な取り組みをしている部品メーカーが、独自に、新しいディレーティングの基準と値を提供しつつあるらしい。
 こういうことは、知っているか否かで、設計品質が大きく変わる話である。部品が燃える可能性があるような安全対策については、電子機器設計者は必ず知っておくべき内容である。モーターなどの機械的安全を除けば、電子機器の安全対策で重要なのは、発火と感電の2つだからだ。機器が動かなくなっても、クレームになるだけだ。でも、発火と感電は人の命にかかわる問題である。

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