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2017年10月27日 (金)

概算することの重要さ

 震災時、30万人が路頭に?見過ごされた防災計画の穴 - 日経テクノロジーオンラインに、震災時に避難する小中学校で収容できる非難人数を行政側が誰も把握していなかった、という話が書いてある。日経エレクトロニクスの元記者であった議員が、自ら試算してみたという話なのだが、こういう重要な数字を誰も把握していなかったということに、あきれてしまう。
 と同時に、実は、数字で語ることの多いはずの我々技術者も同じことをしてることが多々ある。少なくとも私は、何度も経験している。どうしても、感心の中心が自分の専門に偏りがちで、全体を見ていないことが多いのだ。たとえば、IoTシステムである。私の専門領域はネットワークがらみなので、IoT端末からサーバーへ送付するデータから、設計時にスループットや遅延などの概算を計算し、要求仕様に合うかということは、必ず実施する。一方で、そのデータ量がどの程度になり、それを格納するサーバーの方のコストがどの程度になるのか、という概算は忘れがちである。組み込み技術者にとって、通信に要するIoT端末のメモリーやCPUパワーは大きな関心事であっても、クラウドの向こう側は、どうせいクラウドだから何とかなると思っているからだ。
 詳細設計をしないと正確な数字は出てこない。でも、どの程度の桁になるのかというオーダー程度なら、早い段階で概算できるはずである。その概算に基づき、技術で気をつけること、コスト上考慮することなどのあたりをつける、というのは、プロジェクトリーダーの大きな役割の1つだと思う。

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