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2018年4月 9日 (月)

IoT機器の機能安全に関する国際標準:マルチベンダー対応になると複雑になる機能安全

 産総研:国際標準化の新規開発提案が承認される-スマートホームにおけるリスク低減に期待-を読んでなるほど、と思った。最初は、日本初の国際標準という興味だけで読んだのだが、
ガス検知システムと空調システムが自動窓制御システムを介して連携している。ガス検知システムがガスを検知し窓を開ける指令を発し、同時に空調システムが窓を閉める指令を発した場合、自動窓制御システムはどちらの指令を優先するかが事前に決定されていない場合、どのような動作をするのかは一般的に不明。このような複数システムの機能安全に関する国際標準を開発する。
という国際標準の目的を読んで、なるほど、と思ったのだ。
 システムが、単一ベンダー機器で構成されれば、この手の話は、ベンダーまかせになる。まともなベンダーなら事前に設計に盛り込んでいる。だが、マルチベンダーとなると、個々の機器だけでは、システム全体として機能安全を提供できないケースがあるということだろう。
 ただ、実際には難しそうだ。提示されているケースでは、指令元の優先順位を規定し、優先順位が高い機器からの指令を実施するということになるのだろう。そして、その優先順位は、このケースでは、ガス検知システムの方が優先順位が高いというのは、一般的に納得のいく優先順位づけになる。この優先順位を、全ての機器カテゴリーごとに決めていく、ということになるのだろうか?まあ、提案の中身を読んでいないので、単なる推測である。もっと、スマートな方法が提案されているのかもしれない。
 標準で検討するのは、①居住者の種類(高齢者、乳児など)を考慮した安全度水準の定義、②上記の安全度水準を用いたリスク評価の手順、とあるので、そもそも私の思ったような手段系の話ではないのかもしれない。原案が公開されたら、見てみたい。

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