カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2018年2月25日 (日)

日経ビジネス2/19号の特集「社員(アナタ)の賞味期限」:結局、使い捨てということ?

 この特集で、社会の変革に、今までの社員がついていけない場合、再教育するのは難しいとある。新しい社会についていける人材を、社外から調達すべきである、という主張だ。で、残った社員は、どうなるかというと、特集の言葉を借りていうなら、賞味期限切れである。つまり、廃棄されることになる。
 前に、AI人材をこんなに雇用して大丈夫か?ということを書いた。たぶん、10年もたてば、そうした人材は、賞味期限切れになるのだ。そして、企業は、再教育しない。大量の使い捨てになる。
 基礎的な技術を身に着けた技術者は、自力で、新しい技術を身に着けることができる。でも、表面的な技術しか身に着けず、その会社特有の応用エリアでしか仕事をしたことがなければ、どうしようもないということになりかねない。

2018年2月21日 (水)

紺屋の白袴:情報処理学会の会員管理システム

 情報処理 2018年03月号に、情報処理学会の新会員管理システムの開発についての記事があった。今のシステムの状況も少し触れられているのだが、会員のマイページ機能が、セキュリティの問題でサービスを停止していたり、入会申し込みからの転記ミス(人が介在してるのだろう)があったり、という状況のようだ。
 実態は、そんなものなのだろう、とも思う。最新の機能をうたうITシステムを、そのITシステムベンダーは使っていない、という状況は、よくある話である。

2018年2月16日 (金)

書籍:東芝原子力敗戦:感想を別のブログにアップしました

 読書日記的な別のブログをたまに更新している。先日、東芝原子力敗戦という本を読んだ。感想をそのブログに書いた。
 ここまで経営が歪んでしまうと、現場の技術者たちは、何もできなかっただろう。現場がどんなに頑張っても、どうしようもないことがある。そんな状況になったら、逃げるしか選択肢はないのだろうなあ、と思う。不正に加担することだけは、やりたくないものだ。

2018年2月13日 (火)

トランジスタ技術3月号の特集は「マンガ超入門! AI電脳製作[基板付き]」:AIスピーカーを作るというのは面白い

 トランジスタ技術 2018年 03 月号の特集記事は、「マンガ超入門! AI電脳製作[基板付き]」。トラ技流のAIの切り口として、AIスピーカー基板を付属する。この基板を組み立て、ラズパイに接続し、ラズパイからGoogleやAmazonのAPIを利用してAIスピーカーのできあがり、というわけである。実際に、作るというのは、面白い企画だ。MEMSマイクのあたりの解説などは、いかにもトラ技らしい。この基板には、赤外線アレイ・センサや赤外線リモコンのモジュールも取り付けられるので、ちょっとしたホームコントロールの実験もできる。
 AI技術の部分は、巻頭に、かなりのページ数を使ってマンガで解説。これも面白い企画だ。

2018年1月29日 (月)

Interface3月号の特集は「ラズパイの限界に挑戦」:真面目にやっている証拠のDVDが楽しめる

 Interface 2018年 03 月号の特集は「ラズパイの限界に挑戦」。本来は教育目的のラズパイに、ここまでの環境試験をするというのは、本誌ならではの暴走ぐあいであろう。開発者の、そんなこと想定していないし、という声が聞こえてきそうである。普通の恒温槽で実施する温度評価は最初だけ。あとは、ドライアイスで着霜、液体窒素で冷却、灼熱のビーチで砂に埋める、ココナッツオイルやエンジンオイルにつけるなど、まあ非常識な試験に挑戦。極めつけは、像に踏ませるという、どこかの筆箱のCMのような試験(車にも踏ませている)。こうした試験の様子をDVDで動画として見られるというのが、この特集の目玉であろう。
 こうした試験に実用価値はあまりないだろうが、記事執筆者の試験を楽しんだ様子、要所要所での考察が、面白い。試験での注意事項なども、ベテランならではのうんちくが入ったりする。動作温度の限界を知るために、鍋で煮てみるという方法は、個人でできる方法としては、なるほどねえと思わず感心してしまった。
 この記事を読んで、ASCII.jp:Core m版スティックPCには油没冷却がとても効果的!! (1/4)|破損覚悟のIntel Compute Stick大改造実験を思い出した。こちらは、冷却のためオイルに漬けてみるという実験である。なかなか、自分ではできないので、興味深い。

2018年1月11日 (木)

トランジスタ技術2月号の特集は「測定器完備!バーチャル実験ベンチでI/O」:5800円で購入できるLabVIEW HOME Bundleと3万円台で購入できるUSB測定器Analog Discovery2を使いこなす

 トランジスタ技術 2018年 02月号の特集記事は、「測定器完備!バーチャル実験ベンチでI/O」。
 個人で購入するには計測器は高い。会社では、数百万円のオシロを使っているが、こんなものを個人で購入できるわけもない。ということで、選択肢として、USB測定器がある。信号入出力の部分のみハードウエアで実現し、それをUSB経由でPCと接続し、信号処理とユーザーインターフェースはPCにゆだねるのである。そんなUSB計測器の1つがAnalog Discovery 2だ。FPGAボードで有名なDigilent社が作った。
 さすがに、このUSB測定器だけでは特集記事にはならないのだろう。これにLabVIEWを組み合わせて特集にした。LabVIEWは、計測器制御では有名なソフトウエアで、昔々、GPIBという計測器用I/Fしかなかった時代から使われてきた。これも、個人では手の届くようなソフトウエアではないのだが。LabVIEW 2014という古いバージョンを個人ユースに限るというライセンス条件で安価にしたLabVIEW HOME Bundleが入手でき、さらにAnalog Discovery 2と接続できるということで、こんなこともできる、という特集記事に仕上げた。ここまでのことが、個人で何とか入手できる投資金額でできてしまう、というのは、いい世の中になったものだ。
 本誌の特集の良いところは、こんなことができます、だけでなく、オシロの帯域やプロービングなどの基本的なことも解説されているということである。さらに、アンチエイリアス・フィルタなどを追加して、高級な測定器にするという記事まであるが、ここまで必要な人はさすがにいないと思うが、値段の高い測定器との違いを意識することで、こうした安価な測定器の限界がわかるはずだ。
 Analog Discovery 2の日本語マニュアルが付録につき、なおかつCQ出版でも、直販するらしい。なかなかの力の入れようだ。

2017年12月21日 (木)

頭頂部に電気を流すと賢くなる:へ~

 仕事がらAIの記事を読むことは多いが、脳のことはあまり知らない。ブルーバックスなどで、池谷裕二氏の著作を読むくらいである。情報処理 2018年01月号の特集記事「脳情報科学が拓くAIとICT」は、知らない話だらけである。ちょっと私には難しすぎて、消化不良になるような記事も多い。
 そんな中で、頭頂部に+-2本の電極を置き、数ボルトの電気を通電すると、今まで回答できなかった問題が解けるようになるという現象が紹介されていた。びっくりである。脳というのは、単なる情報処理装置ではなく、やはり人体機能の1つなのだろう。

2017年11月28日 (火)

Interface1月号の特集は「高速&リアルタイムPythonの研究」:FPGAをPythonで記述できたりESP32で使えたり

 Interface(インターフェース) 2018年1月号の特集名の「高速&リアルタイム」と「Python」のつながりは、ちょっと違和感のあるつながりである。特集記事の最初に、スキリプト言語だから遅いと誤解していませんか、とある。はい、誤解していました。FPGAで実装できる回路をPythonで記述できたり、小型Wi-Fiモジュールで有名なESP32でMicroPythonを使えたり。確かに使い方によっては、「高速&リアルタイム」だ。
 本誌お得意の一覧表は、Pythonのライブラリを80種類紹介してくれる。個々のライブラリはネットで調べられるが、ある程度定評のあるライブラリを一覧できるというのは、紙媒体ならではである。
 紙媒体ならでは、といえば、毎年恒例の付録「Interfaceコンピュータ手帳」である。手元に置いておくと便利だし、隙間時間に眺めるのも、関連知識をつけるために最適である。

2017年11月27日 (月)

デジタルゲリマンダという言葉を初めて知った:いろんな危険性

 情報処理 2017年12月号の特集でデジタルゲリマンダという言葉と概念を初めて知った。かなり広い概念なのだが、読めば読むほど、ちょっと怖い話である。特に、怖いのが、知らない間に影響を受けるということだ。個人の嗜好にカスタマイズしたサービスにより、ネット企業は、より的確な広告を打つことができる。この仕組みを用いることで、ある種の世論操作が簡単にできるというのである。しかも、それを規制する法律はないという。

2017年10月29日 (日)

情報処理11月号にクヌース博士の講演の翻訳記事

 クヌース博士といえば、The Art of Computer Programmingという本の著者であり、チューリング賞受賞者として名高い。この本の印刷に不満があって、TeXというシステムを作ったせいで、The Art of Computer Programmingはまだ未完である。このクヌース博士のチューリング賞50周年記念の講演が情報処理 2017年11月号に掲載されている。
 30年以上も昔、情報工学科の学生でクヌース博士を知らない学生はいなかった。文字列のサーチアルゴリズムにKMP法というのがあるが、これを知った時には、アルゴリズムというものの重要性を知り、クヌース博士のような天才がいるのだと感嘆した。それ以来、アルゴリズムは、天才の発明を学ぶものだと思っている。

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