カテゴリー「組み込み技術」の記事

2018年12月13日 (木)

FPGA搭載のArduino:Wi-Fiモジュールの技適が取得できているらしい

 前に、FPGA搭載のArduinoの話を書いた。FPGAの設計資料も公開されているようで、私も入手したいと思っているArduinoである。ET展で組み込みAIはなぜ盛り上がらないのか (3/3) - MONOist(モノイスト)によれば、そこで用いられているWi-Fiモジュールの技適が取得できているという。たぶん、正確には、技適の試験はパスして、あとは書類待ちの段階というところなのだろう。来年早々にでも入手できるようになれば、是非とも購入したいと思っている。

2018年12月 1日 (土)

トランジスタ技術の圧縮:昔を思い出す

 超動く家にてというSF短編集の巻頭が、トランジスタ技術の圧縮という短編である。組み込み技術者にはおなじみのトランジスタ技術の広告欄を除いて、本編だけにするという架空競技大会の話だ。
 トランジスタ技術は、今では、そんなに分厚くない。でも、昔のトランジスタ技術は分厚かった。雑誌の半分以上のページが広告だった。電子技術全盛時代である。かの有名な秋月電子が信越電子という名前だった時代だ。
 私も、トランジスタ技術を保存するために、広告を除いて、本誌だけ保存していた。広告は、重要な情報源だが、さすがに保存する価値まではない。そのまま本棚にいれると、あっという間にスペースがなくなる。
 でも、この中で触れられているアイロンを使う方法というのはやったことがない。単に、表紙が破れないように広告をそっと捨てるだけだ。昔に比べて薄くなってしまったトランジスタ技術は、今では、私の本棚で、そのまま保存されている。

2018年11月29日 (木)

Interface1月号の特集は「小型リアルタイム組み込み人工知能」:本誌ならではの組み込みAIの情報が満載

 Interface 2019年 01 月号の特集は、「小型リアルタイム組み込み人工知能」。ディープラニングの推論部を組み込みに実装するための情報が満載である。なんと、micro:bitに実装してみる例も載っている(さすがにRAM不足で実用的なものは実装できないよだが)。TVMコンパイラとTVA演算器という組み合わせで、ARMプロセッサ、やFPGAへ実装するとか、Cortex-Mマイコンで動くTensorFlowとか、TensorFlowで学習済みのモデルをC言語に変換できるe-AIトランスレータとか。これだけの技術情報を入手できるのは、本誌ならではの、「組み込み」特集である。
 今年も、Interfaceコンピュータ手帳が付録でついてくる。組み込み技術者の机に1冊あると、ちょっとした時に便利だ。

2018年11月28日 (水)

セラミックコンデンサのモノ不足:1つでも部品が足りないとモノは作れないからね

 セラミックコンデンサのモノ不足が続いているらしい。MLCCが深刻な品不足。中国勢と競争激化の引き金にもによれば、今まではムラタが何とか増産して品不足を解消してきたが、車載・スマホ・IoTという品不足の原因が3つも重なって、なかなか解消できないらしい。私が、現役のハードウエア設計者だったときは、フラッシュメモリー不足であった。半年待ちというのが、よくあって、工場から怒られていた。
 そもそも、モノはやっかいだ。部品1つ足りなくても、モノは作れない。だから、あるメーカーでしか作れない部品は避けて、セカンドソーズのある備品を選べ、と昔は言われていた。でも、CPU周りはさすがにそうはいかない。
 そして、セラミックコンデンサのような汎用部品まで不足する時代になった。これは、汎用部品だからこそ、どんな電子機器にも必要な部品で、みんなそれを使うので、不足するというパターンだ。設計では、どうすることもできない問題だ。うまい設計をすれば、セラミックコンデンサを減らすことはできても、ゼロにはできない。

2018年11月27日 (火)

IoT対応だから高価というのはおかしい-確かに

 IoT対応というのは、高機能化だから、機器は高価になる、と思い込んでいた。予想外!アマゾンが「電子レンジ」を売り出したたった1つの理由は、それが単なる思い込みにすぎないということがわかる記事である。
 確かに、IoTだからといって、それを組み込む機器を高機能化する必要はない。必要最低限の操作を、従来通り機器のボタンで実行するのか、スマートスピーカからの指示で実行するのかの違いしかないと考えれば、機器の機能は今までと同じで、それに通信モジュールを追加するだけでいい。
 Wi-Fiモジュールは、今でも、それなりの価格だが、各国の技術適合基準をクリアした安価なモジュールをそのまま組み込むというやり方で、それなりの価格でIoT対応機器を作れる可能性がある。
 今までの考えでは、必須機能ではないIoT機能を追加するにはWi-Fiモジュールが必要→安価なモデルに入れるにはWi-Fiモジュールのコストアップ分が目立ってしまう→高価なモデルだと目立たないので、こちらに搭載しよう。という流れだったに違いない。
 でも、スマートスピーカがユーザーインターフェースのデフォルトになれば、必須機能だから入れよう→売れ筋のモデルに入れることが重要。という流れになるはずである。
 Amazonは、それを見すえているのだろう。私自身は、スマートスピーカが、それほど普及するとは思ってはいない。個人情報の漏洩も心配だ。でも、世の中の流れを考えると、Amazonの方向もまじめに考える必要があるのだろう。

2018年11月18日 (日)

旧AVR系の開発環境をMPLABへ統合

 AVR系のマイコン・メーカーであったAtmel社をMicrochip社がM&Aしてから、どのくらいたつのだろう?会社が一緒になったといっても、開発環境も含め、そうそう一体化が簡単ではない、ということは、以前も書いたことがある。
 M&Aからかなり時間が経過し、とうとう開発環境もMicrochip系のMPLABへ統合されるらしい。C言語でコーディングする以上、CPUアーキテクチャの違いはあまり気にならない。なので、開発環境の統合は、大きな一歩だろう。
 周辺回路に関しては、当面、統一はできないだろうが、それは、PICマイコンの周辺回路でも同じだ。いろいろと拡張してきているので、シリーズを変えると、再学習が必ず発生する。でも、開発環境の使い勝手が同じというのは、ありがたい。
 本当は、旧AVR系の、Visual Studioベースの開発環境の方に統合して欲しかったが。

2018年11月13日 (火)

トランジスタ技術12月号の特集は「作り放題!1ドル基板電子工作DVD」:基板に関するいろんな記事が満載

 トランジスタ技術 2018年 12 月号の特集は、「「作り放題!1ドル基板電子工作DVD」。基板というと、フリーの基板CADソフトが収録されたDVDが付録について、使い方の記事が載っているというのが定番だが、本号は少し違う。
 たとえば、リバース・エンジニアリングの手段の1つとして、基板から回路図を描き起こすやり方のノウハウ、実体顕微鏡・卓上リフロといった個人では手の届かなかった機材の廉価版を実際に使ってみたレポートなどが掲載されている。
 基板のアートワーク設計だけでなく、基板作成・部品実装・部品手配といった、設計から実際に実装基板を入手するまでのネット活用方法なども参考になる。
 さらに、DVDの中には、ソフトウエア以外に、いろいろな動画が格納されていて、実際のCADの操作以外にも、基板のリワークの方法など、百聞は一見にしかずの動画が入っていて、これも参考になるだろう。
 特集以外で面白かったのは、ダイレクト・サンプリング鉱石 SDR 。USBケーブルの電源経由での昔なつかしい電灯線アンテナを使って、FPGAのA/D変換でAM放送をダイレクト・サンプリングし、SDRを作ってみましたという記事。発想がユニークで楽しめる。

2018年11月 6日 (火)

家庭用のIoT:まだクラウドファンディングなんだねえ

 IoTという言葉自体は、もう完全に普及してしまった。しかし、その実態は、まだまだだ。
 ASCII.jp:簡単に自宅をスマートホーム化するIoT製品&スマホアプリ「alyssa.play」を見て思ったのは2つ。
 意外に、いいデザインだ、ということ。やはり家に設置するにはデザインは重要だ。もう1つは、製品化にあたり、クラウドファンディングを使っていること。結局、いきなり量産というわけにはいかない=実態はまだまだ、ということである。

2018年11月 2日 (金)

オン/オフボタン付きUSBケーブル

 Raspberry Piプロジェクトを開始する前に知っておくべき10の事柄という記事があった。ほとんどは、知っていたことだったが、「4:インラインのオン/オフボタン付きUSBケーブルを入手または作成しよう」という項目の、オン/オフボタン付きUSBケーブルというのがあることを知らなかった。
 電源のオン/オフのために、USBケーブルの抜き差しをするのは面倒だし、ボードを傷める可能性も小さくなる。こんど、買ってみようと思った。

2018年10月31日 (水)

TLS1.3の長所がよくわかる解説

 TLS1.3が正式にリリースされ、オープンソースでの実装も存在するという実情を考えると、今後の機器開発でTLS1.3対応は必須になってくるだろう、という話は前にも書いた。通信セキュリティの分野は、技術的に難しいので、通信を応用する立場の技術者が、その全貌をすべて理解するのは難しい。といって、何も知らずに使う訳にもいかない。
 組み込み技術者向けTLS1.3基礎解説(後編):IoTでTLS1.3を活用すべき3つの理由 (1/3) - MONOist(モノイスト)は、そういう応用技術者にとって、TLS1.3を理解するのに、最適な記事ではないだろうか。暗号方式も、長くデファクトだったAESから他の方式へ変わる可能性など、実装するにあたって知っておくべき内容が、簡潔に解説されていて、非常に参考になった。

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