カテゴリー「組み込み技術」の記事

2017年5月26日 (金)

Interface7月号の特集は「はじめてのIoT 2017」:組み込み技術者からは縁の遠いAWSの使い方と、IoTに必須の軽量プロトコルMQTTについて学べる

 Interface 2017年 07 月号の特集は、「はじめてのIoT 2017」。センサ機器とマイコンの接続ならお手のものの組み込み技術者であっても、クラウド側は全く手が出ないか、全く興味がないかという場合も多いだろう(私もその1人)。とはいっても、IoTという以上は、クラウドに接続しないとIoTをやったことにはならない。
 今回の特集は、そのクラウドの代表であるAWSについて、組み込み技術者にも理解できるように解説してくれている。そもそも、最初の1年はAWSを無料で使えるということすら知らなかった。とはいえ、じゃあ試そうというとことろまでは、いかない。ネット上に通信を出すというところに、どうも心理的抵抗があるのだ。しかも、本誌で紹介されているAWSのIoT向けサービス事典という一覧を見るだけで、頭がくらくらしてくる。組み込みCPUのレジスタ一覧なら大丈夫なのだが・・・。
 IoTでもう一つ重要なのは、通信である。クラウドとの通信ならHTTPだろうというわけにはいかない。貧弱なリソースしかない組み込みではつらいからだ。それを解決するためのプロコトルがMQTTで、今やデファクトになっている。この技術の概要が解説されている。

2017年5月18日 (木)

IoTってTを展開しないと何も進められない

 IoTという言葉はバズワードだ。TをIに接続すると言っているだけで、何ができるのかがわからないからだ。そのためには、まず、Tを具体的にしなければならない。センサーなのか、自動車なのか、えらい違いである。開発陣がIoTと言っている間は何も進まない。

2017年5月17日 (水)

ソフトウェアは劣化する“部品”である:なるほど

 ソフトウエアは劣化しない。これは、メーカーの組み込み技術者の先入観である。ハードウエア部品は、劣化する。物理的宿命というものだ。だが、ハードウエアと異なりソフトウエアは劣化しないというのは、今や間違いだ。セキュリティに関する限り、ソフトウエアは劣化するのである。宮田健の「セキュリティの道も一歩から」(14):ソフトウェアは「完成してからが本番」でもある - TechFactoryの記事にあるとおりだ。
 これに対抗するには、ファームウエアのアップデート以外にはないだろう。今のメーカーでは、製品化したソフトウエアに関して、継続的にアップデートするという仕組みはない。そんな開発費は、製品にオンされていない。継続的アップデートのための有償の保守契約など、現状ではありえない。
 でも、ソフトウエアも劣化するのだとすれば、その劣化を修理するための費用をどこかから調達する必要がある。IoT時代というのは、組み込みにおけるソフトウエア劣化対策ということを考える時代なのかもしれない。

2017年5月15日 (月)

通信距離100kmのLPWA

 Sony Japan | ニュースリリース | 独自の低消費電力広域(LPWA)ネットワーク技術を開発は、最近はやりのLPWAだが、この技術の特長は、100kmも飛ぶということだ。従来のLPWAに比べると1桁違う。まあ、見通し距離なので、いくら900MHz帯でも、大きなビルの陰になると電波はなかなか回り込まないので、ビルの多い都心で、この長距離という特徴がどれだけ使い物になるのかは別だ。
 一方で、見通しでこれだけ飛べば、大抵の用途では、基地局は1台で済むだろうから、いろんな用途が考えられそうである。

2017年5月11日 (木)

音声認識の技術の進歩とそれに起因する問題

 もう珍回答に笑えない? AI音声アシスタントがセキュリティ上の脅威になる予兆 - ITmedia PC USERは、技術の進歩とそれに伴う副作用について、考えさせられる。
 少し前までは音声認識は使いものにならなかった。話者を特定して認識できる語彙を増やすタイプか、話者は特定しないが認識できる語彙が特定されるタイプしかなかった。しかも、大抵の場合は、マイク位置に近くないと認識されない。
 だが、前に感想を書いたAmazon Alexaなどの技術では、かなり実用に近いレベルまで認識できるようになった。だが、今の段階では、誰が話をしたのかが認識できない。これが、宅内での応用に難しい問題を発生させる。人間だって、TVの中で鳴っている電話音を、自分の家の電話音と勘違いすることだって多い。抜本的に、音というのは処理が難しい技術なのかもしれない。

2017年5月10日 (水)

最近盛況な組み込み関連の展示会

 - 組込みシステム開発技術展 | リードエグジビションジャパンへ行ってきた。かなり盛況であった。同時開催の- IoT/M2M展 | リードエグジビションジャパンも組み込み関連の展示会と見なせば、一時期に比べてかなり盛況である。
 開発環境が軒並み無料や無料に近くなり、オープンソースも多くなっているのに、開発環境の展示会がこんなに盛況であるというのは、少し不思議な感じがする。昔のように、開発環境だけ売っている企業は減少し、ソリューション販売にシフトしているのだ。

 

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2017年5月 9日 (火)

経産省、「IoTセキュリティガイドライン」を国際標準化

 前に、IoTセキュリティについては、是非とも国が主導で、という話を書いた。
 経産省、「IoTセキュリティガイドライン」を国際標準化 10月に概要版提出 (日刊工業新聞電子版) - Yahoo!ニュースによると、国際標準化を目指した活動をやるようだ。素晴らしいことである。セキュリティのように、直接、製品のアピールポイントにならないが、重要なものについては、是非とも、こういう形で制度化してほしい。

2017年4月30日 (日)

LabVIEWのホビー版が6000円:Interface6月号の記事より

 LabVIEWというのは、計測器の自動システムとして出発したソフトだが、いろんな実機を接続したプロトまで作れたりするソフトへ発展している。ただ、何十万円もするので、とてもホビーでは使えるものではない。
 ところが、Interface 2017年 06 月号で記事を読んでいたら、LabVIEWの旧バージョンだが、6000円でホビー版が購入できるという。接続する計測器もないくせに、欲しくなってしまった。

2017年4月28日 (金)

Amazon Alexaの開発キット

 ニュース - Amazon.com、音声アシスタント「Echo」の技術をハードウエアベンダーに提供:ITproによれば、Amazon Echoに搭載されている音声認識エンジンAmazon Alexa技術をハードウエアベンダーに提供する。このハードウエアベンダーというのは、NXP社である。NXP、スマートホームでのAmazon Alexa体験の普及に向けてAmazonと協業|NXPにニュースリリースが載っている。このニュースリリースから開発キットの概要 を知ることができるが、なかなか面白い形のキットだ。7個の指向性マイクを使っているなど、組み込みにしては、結構贅沢な構成だ。

2017年4月26日 (水)

IoTセキュリティの業界をまたいだ指針作り:是非とも政府が主導して欲しい

 昔から、ネットワーク接続機能を持った組み込み機器の開発をしている。昔は、機器の相互接続が最大の課題であった。今では、IPを使えば、よほどのことがない限り相互接続はできる。最大の問題は、セキュリティに移っている。
 記者の眼 - 頭を悩ませるIoTセキュリティ、業界をまたいだ指針づくりが始まる:ITproによれば、業界をまたいだ指針の検討がされているようだ。ただ、現状は、民間での検討にとどまっているみたいだ。是非とも、政府主導で、権威のあるきっちりとした指針を示して欲しい。

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