カテゴリー「技術」の記事

2017年11月19日 (日)

AIにもセキュリティリスクとは

 シリコンバレーNextレポート - ディープラーニングにもセキュリティ問題、AIをだます手口に注意:ITproは、こんなことも起きるんだというような記事である。AIが学習するということは、だますこともできるということである。当たり前といえば当たり前なのだが。こうやって明確にされるとへ~と思う。今のAI技術者はAIをいかに賢くするかということしか考えていない技術者が大半だろう。
 通信関連技術者も、昔は、高速化が主たる関心であった時代があった。でも、今や最大の関心事の1つはセキュリティである。AI技術者が、セキュリティを大きな課題にあげる時代がやってきたら、その時こそ、AI技術が本当の普及期に入ったということになるのかもしれない。

2017年11月 8日 (水)

HTTPの解説:読み物としても面白い

 今さら聞けない無線の話 - 日経テクノロジーオンラインという連載があって、愛読している。本当に通信技術をわかっている人が書く記事は、要所が明確で、非常に参考になる。
 最近読んで面白かったのが、HTTPの盲腸的な裏話と高速版HTTP/2の正体 - 日経テクノロジーオンラインだ。無線の話ではないのだが、今の時代、最も重要なHTTPの話である。HTTP/2とは何を目指しているのか、ということが、HTTPの歴史を紐解く中で明確になる。今や、ネットが高速化したので、技術的には、美しくなくとも、従来の方式と互換性を保ったままプロトコルを拡張することが重要になってきている。HTTPコネクションの上にトランスポート層を乗っけたのがHTTP/2である、という要約は、腑に落ちる解説である。

2017年11月 6日 (月)

ハイプ・サイクルの見直しが必要:確かにネットビジネスではそうかも

 ハイプ・サイクルというのは、Gartner社が作った、技術が登場してから普及していく過程を定義したサイクルである。この有名なハイプ・サイクルが通用しない技術領域が出てきたという。
 技術からエコシステムへ、イノベーション創出の起点が移行 - 日経テクノロジーオンラインによれば、イノベーションが生まれるメカニズムに変化が出てきている。その原因は、インベーションの源泉が、技術からエコシステムへ移ってきているからだという。確かにネットビジネスでは、その通りである。AmazonやGoogleなどは、エコシステムを形成するために技術開発をしている。
 モノの技術開発とは、大きく異なる発想だ。メーカーの人間には、エコシステムという発想は、「ない」。頭の中でわかっていても、実際には、製品という形でしか発想できない。

2017年11月 5日 (日)

IBMのWatsonが無料で使えるようになるらしい

 ニュース - 日本IBMがクラウドの「無料お試し」を無期限に、Watsonなど:ITproは、Watsonに興味のある人にとって朗報かもしれない。とりあえず使ってみないとわからないシステムを、いつまでも使えるらしい。まあ、制限はあるようだが、面白い。基本的には、AIには興味ないのだが、音声認識というモジュールとしては使ってみたい気もする。

2017年10月29日 (日)

情報処理11月号にクヌース博士の講演の翻訳記事

 クヌース博士といえば、The Art of Computer Programmingという本の著者であり、チューリング賞受賞者として名高い。この本の印刷に不満があって、TeXというシステムを作ったせいで、The Art of Computer Programmingはまだ未完である。このクヌース博士のチューリング賞50周年記念の講演が情報処理 2017年11月号に掲載されている。
 30年以上も昔、情報工学科の学生でクヌース博士を知らない学生はいなかった。文字列のサーチアルゴリズムにKMP法というのがあるが、これを知った時には、アルゴリズムというものの重要性を知り、クヌース博士のような天才がいるのだと感嘆した。それ以来、アルゴリズムは、天才の発明を学ぶものだと思っている。

2017年10月27日 (金)

概算することの重要さ

 震災時、30万人が路頭に?見過ごされた防災計画の穴 - 日経テクノロジーオンラインに、震災時に避難する小中学校で収容できる非難人数を行政側が誰も把握していなかった、という話が書いてある。日経エレクトロニクスの元記者であった議員が、自ら試算してみたという話なのだが、こういう重要な数字を誰も把握していなかったということに、あきれてしまう。
 と同時に、実は、数字で語ることの多いはずの我々技術者も同じことをしてることが多々ある。少なくとも私は、何度も経験している。どうしても、感心の中心が自分の専門に偏りがちで、全体を見ていないことが多いのだ。たとえば、IoTシステムである。私の専門領域はネットワークがらみなので、IoT端末からサーバーへ送付するデータから、設計時にスループットや遅延などの概算を計算し、要求仕様に合うかということは、必ず実施する。一方で、そのデータ量がどの程度になり、それを格納するサーバーの方のコストがどの程度になるのか、という概算は忘れがちである。組み込み技術者にとって、通信に要するIoT端末のメモリーやCPUパワーは大きな関心事であっても、クラウドの向こう側は、どうせいクラウドだから何とかなると思っているからだ。
 詳細設計をしないと正確な数字は出てこない。でも、どの程度の桁になるのかというオーダー程度なら、早い段階で概算できるはずである。その概算に基づき、技術で気をつけること、コスト上考慮することなどのあたりをつける、というのは、プロジェクトリーダーの大きな役割の1つだと思う。

2017年10月26日 (木)

今さらスナバ回路に改良の余地があったとは:大きさ1/10、コスト半分以下

 パナソニックが新スナバ回路、大きさ1/10、コスト半分以下 - 日経テクノロジーオンラインは、ちょっと題名をみてびっくりした。スナバ回というのは、電源を少しかじったことがある技術者には、必ず目にしたであろう回路である。私自身は、デジタル技術者なので、名前を知っているくらいなのだが、本当に昔からある回路なので、今でも改良開発の開発者がいるとは知らなかった。パナソニックと神戸市立工業高等専門学校との共同開発のようだが、こういう基本的なところをコツコツやっているというのは、素晴らしい。企業も学校もはやりの技術をやればいいというものではないからだ。

2017年10月25日 (水)

AIスピーカー?AIマイクの間違いじゃあないの?

 AmazonとかGoogleとかが出している音声認識端末を、なぜかAIスピーカーと呼んでいる。でも、実は、AI音声インターフェースである。そして、セキュリティ的には、AIマイクと見なすのが正しいと思う。
 AIスピーカーは、常時電源が入っている。そこにマイクがついているのだから、家での会話は全て筒抜けと思っていいだろう。AmazonもGoogleも、AIスピーカーへ話しかけてこない会話は保存しないと明言している。そして、それは順守されていると思う。何もハッキングされていなければ・・・。
 しかし、AIスピーカーをAIマイクと見なすハッカーたちから見れば、これほどハッキングしようとするのに面白い題材はないだろう。しかも、安価に実物を手に入れられるので、ハッキングもしやすい。
 AIスピーカーがトロイの木馬に見えてしまう。

2017年10月24日 (火)

品質問題は1人の責任ではなく会社の体質

 日産、神戸製鋼と一流の会社の、品質に関する問題が連続した。日本の品質に対する信頼を揺るがすような話である。
 と、ここまで書いたが、本当に日本の品質は信頼に足るものなのだろうか?20年前は、そうだったに違いない。だが、何よりも価格が優先される世の中になってから、日本の品質は本当に高いのか?と思える事故が多発している。それも、品質に関する詐称という最もやってはいけない事故である。
 というか、犯罪に近い。現場の気持ちはわからなくもない。日本のメーカーの製品は、過剰品質で高価だと言われ続けていた。そんな中で、品質に必要なマージンを削って製品化するという対応が慢性化した。最後には、嘘の報告をするというところまで堕落してしまった。
 経理不正は、1人の担当者が何億もの不正ができる場合がある。だが、品質に関するこれらのことは、1人では絶対に不可能である。経理不正は、実際には札束が動くわけではなく、銀行口座へ数字が動くだけである。だが、品質問題は、必ずそれに対応するブツ、試験、など多くの「実体」があり、それを1人で不正を実施するのは無理である。したがって、品質問題は、必ず会社の体質の問題になる。これを正常な姿にするのは、本当に難しいだろう。三菱自動車が、品質問題を繰り返すのがいい例である。
 たぶん、一旦、会社をつぶして、外部からの人材を投入し、正しい姿にするしかないのでは、とまで思う。

2017年10月17日 (火)

国産AIスパコンの心臓部は、結局はインテルのCPUと米エヌビディアのGPU:CPUを内作する時代は終わったことを実感

 ニュース - 国内最速、産総研のAIスパコンを富士通が約50億円で受注:ITproによると、産総研のAIスパコンを富士通が受注したらしい。といっても、心臓部はインテルのCPUとエヌビディアのGPUらしい。CPUを2個とGPUを4個搭載したサーバーを1088台接続するという部分が、富士通の技術のようだ。
 昔、スパコンといえば、心臓部のCPUはそのメーカーの内作だった。でも、今や、その心臓部も買い入れ部品になる時代のようだ。まあ、開発環境のことまで考えると、いまさらインテルとエヌビディア以外の選択肢は難しいとは思う。

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