カテゴリー「開発業務」の記事

2017年7月14日 (金)

50歳台のSEを集めた新会社

 50歳台の社員の活用という話題は、他人ごとではない。自分が、その世代だからだ.。
 どうする?50代SE - “55歳ショック”の緩和を狙う富士通、50代SEを集めて新会社:ITproによると、富士通の役職定年制度では、給与が25%ダウンの75%になるという。さすがに、これは、やる気がなくなるだろう。ということで、SEの子会社を作り、50歳台のSEをそこへ異動させて活躍させるということをやっているらしい。そうすることで、給料のダウン率を少しでも下げられるのだという。
 SEという仕事は、体力のいる仕事だ。だから、50歳台のSEは、戦力外というのが、会社の論理なのだろう。でも、今の世の中、50歳台になると戦力外になるという職業とはなんなのだろう?
 昔、仕事で付き合った富士通のSEが、月100時間以上の時間外労働や、夜の11時から始まる開発会議などを、自慢げに話していたのを覚えている。50歳どころか、40歳になったら、勤まらない会社だなあ、と思ったものだ。まずは、体力勝負のデスマーチの開発を、定時退社できる開発の仕組みにすることが重要な気がする。

2017年6月29日 (木)

公共機関の神様は絶対に自分が“アホ”であるかを自覚することはないだろうなあ・・・

 木村岳史の極言暴論! - (4/4)発注者として最低最悪、公共機関のシステムをどうするのか:ITproという記事を読んで、表題のようなことを思った。特に、国のお偉い方々はそうである。国という抽象的なことを考えることが重要で、現場のことなどは、業者にやらせればいいと思っているに違いない。でも、庶民にとって重要なのは、現場である。現場の人間から見れば、現場のことをわからない雲の上の人は、“アホ”である。でも、雲の上の人は、現場しかわからない人間を“馬鹿”だと思っているんだろうなあ、きっと。

2017年6月22日 (木)

ソフトウエア開発をアウトソーシングしないGE社の本気度

 ソフトウエアのコーディングはアウトソーシングすべき、という会社は多い。
 超巨大スタートアップGE - ソフト開発のアウトソーシングを全面否定するGE:ITproによると、ソフトウエアの会社になると公言しているGE社では、そうではないらしい。だいたい、開発工程の中に、アウトソーシングすべきものなどない。開発そのものが付加価値の高い工程であり、アウトソーシングすべき付加価値の低い工程など存在しないと思うからだ。

2017年6月21日 (水)

廃棄まで責任を持つ:メーカーの技術者の心がけを実行に移すのが品質部門の役割

 IoTセキュリティに関する記事常識破りのIoTセキュリティ - (5/5)ユーザーはセキュリティを気にしない! それでも安全なIoTデバイスを:ITproで、廃棄まで責任を持つ、ということが明記されていた。本当にその通りである。機器というのは、最後には廃棄されるものである。そのライフエンドまで製品責任を持つのがメーカーというものである。何が売れるのかという話が製品開発の中心になりがちであるが、メーカーの最大の役割は品質保証であるということを、設計者は心に命じる必要がある。しかし、開発の忙しさにかまけて忘れがちである。それを思い出させるのが、本質保証部門の審査だ。まともなメーカーなら、製品化の前には必ず品質保証部門の審査が必要だろうし、まともなメーカーならその審査で開発部門が忘れがちでありながら製品にとって必要なことを審査する。

2017年5月 4日 (木)

マジメと本気の違い

 NRI楠真 強いITはココが違う - 成功するPMと失敗するPMは何が違うのか:ITproの記事は、面白い視点である。マジメに開発していても、本気でなければ、開発の問題は解決できない、ということである。
 マジメな開発者は多い。というよりも、ほとんどの開発者はマジメである。マジメな開発者を本気にするのはいったい何なんだろう?自分の経験からも、全ての開発でマジメに仕事をしたと断言できるが、全ての開発で本気だったとは言え ない。マジメと本気というキーワードで、自分の開発を振り返り、その差がどこ から出てきたのかを分析してみようと思った。

2017年4月19日 (水)

開発プロジェクトに突然襲い掛かる難問:身につまされる

 脱出! 暗闇プロジェクト - 「対策を立てろ」は無能なマネジャーの常套句:ITproで、いきなり降りかかってくる想定していなかった難問として取り上げられている例を引用する。

  • 要件定義をまとめるのに100時間を要した。ところが「儀式」のはずの承認の場で、理事長の一言により、ひっくり返る
  • どこから着手すればいいのか、皆目、見当が付かない。アウトプットがゼロのまま、数週間が経過する
  • 最先端のソフトウエア製品を開発し、リリース間近。その段階で、無名のメーカーが同じ機能を持ち、より優れた製品を発表し、業界の話題をさらう
  • 以前にけんか別れした元同僚が、ユーザー側のコンサルタントを務めている「やりたいようにやれ」「結果は気にするな」と言っていた上司が、突然「数字」を要求し始める
  • 想定していなかった作業が発覚し、数百万円の費用が発生することが判明。なのに、誰が負担するかは曖昧なままトラブル発生。原因を特定するには、複数メーカーに所属する技術者の協力が欠かせない。だがメーカーは競合同士なので、協力に難色を示している
  • 長い付き合いで「大丈夫」と信じていた顧客が、口約束を守らない

 

「儀式」でひっくりかえるというには、何度も経験している。儀式こそ、念入り の根回しが重要である。「どこから着手すればいいのか、皆目、見当が付かない」というのは、火を噴いているプロジェクトの火消を命令された時によくある話である。そもそも火中のプロジェクトメンバーは、プロジェクトがどうなっているのかわかっていないので、火消しに入っても、すぐに着手できることはない。何も着手せず、状況把握を急ぐしかない。
 ここで書かれていることは、大なり小なり同じような経験をしていて、身につまされる。ただ、「以前にけんか別れした元同僚が、ユーザー側のコンサルタントを務めている」という経験だけはない。どのように切り抜けるんだろう???

2017年4月12日 (水)

PMに向いていない人:ちょっと違う気がする

 ダメPMな人たち - なぜ急増?PMに転じて失敗するベテランSE:ITproという記事があった。SEとPMとは、向き不向きがあるという話である。これは同意なのだが、PMに向いていないタイプというのが列挙されていた。少し引用する。

・知らない人や大勢の人の前で話をするのが苦手である
・他人に指示して仕事をやらせるよりも、自分でやるほうが得意である
・問題が発生すると自分で解決しようと頑張り、あまり人に相談しない
・技術的なスキル習得に興味が強く、ビジネススキルへの関心は薄い
・自分が好きな仕事であれば、何時間でも没頭し、それが苦にならない

 これはちょっと違う気がする。エンジニアでなくても「知らない人や大勢の人の前で話をするのが苦手である」人は多い。というか、大抵の人はそうだろう。このタイプはPMに向かないと言われたら、誰もPMはいなくなる。
 SEの中で「仕事であれば、人の前で話ができる」タイプであれば、PMになることは可能ではないか。そして、PMとしてやっていく中で、徐々に、慣れていくものだ。もちろん、「仕事であっても、人の前で話はできない」タイプはPMにはなれないだろう。
 仕事であってもできないことがあり、それが、その仕事に必須のことだったら、その仕事にはつかない方がいい。でも、仕事ならできそう、ということであり、その仕事に興味があり、自分のスキルアップにつながると思えば、少しくらい苦手でもチャレンジするのは悪くない。そうやって、自分のスキルを拡大していくのが社会人の勉強なのだと思う。

2017年3月26日 (日)

4M変更の通知:部品メーカーに要求しても守られないのが普通

 日経エレクトロニクスの安全設計の記事の中で、サイレントチェンジの問題が書かれていた。部品メーカーが、勝手に部品の材料を変更して、それが大きな問題になってしまうという話しだ。その対策として、「いかなる材料の変更も事前に連絡・承認を得るなどの内容を契約に盛り込むこと」と書かれていた。
 これは、いわゆる4M変更の通知という話で、たいていのメーカーは部品メーカーとの基本契約に盛り込んでいるはずである。でも、守られたためしがない。特に海外の安い部品では、絶対に守られない。
 私はずっと開発なので、この手の製造にまつわることには直接かかわったことはないが、かなりの頻度でおきている問題のようだ。電源まわりの部品だけは、日本のしっかりしたメーカーを使うとかしないと、いつか大問題を起こすような気がする。

2017年3月15日 (水)

製品を試作する技術があってこそ部品の開発力が向上する

 日経エレクトロニクス3月号の特集「家電がクルマになる」で紹介されているパナソニックの取り組みは面白い。同社は、独自に2人乗りのEVを試作し、テストコースまで作りながら、EVを製品化することはないという。この試作で得た知見を、車載の部品やモジュール開発に活用するのだという。つまり、自分達が売りたい部品やモジュールを開発するために、それを組み込んだ製品を試作・評価できる技術を持つのだ。
 よく考えてみると、マイコンメーカーは同じことをやっている。今や、マイコンには試作基板とサンプルソフトウエアがあるのは、当たり前になっている。これが、EVのような、高度な技術が必要な領域にも広がってくるということなのだろうか?

2017年3月14日 (火)

日経エレクトロニクス3月号の特集は力作:電子機器設計者は必読

 3月号の特集記事は、「安全設計、待ったなし」。副題は「Note7問題だけにあらず」。イントロは、Note7のバッテリの発火問題だが、そこから、現在の電子機器における安全設計の問題へと論を進める。
 あまりに専門が分化されてしまった現場で、一番心配なのが安全設計だ。幅広い知識と経験が必要な分野だからだ。
 一番びっくりしたのが、ディレーティングの問題である。熱の問題は、電子機器におけるかなり大きな設計課題である。熱が部品におよぼす影響は大きい。寿命に関係したり、許容電力に関連したり、電源だと出力電流に関連したりする。そういう設計の際に参照されるのがディレーティングなのだが、その値そのものが今の設計に追随していないらしい。例に出ていたのが、抵抗である。そもそもの値は、抵抗をラグ端子に実装した状態を想定した値だったとは知らなかった。30年前でも、ラグ端子に抵抗が実装された製品など見たことはない。今の高密度な表面実装部品時代には合っていない。
 今は、先進的な取り組みをしている部品メーカーが、独自に、新しいディレーティングの基準と値を提供しつつあるらしい。
 こういうことは、知っているか否かで、設計品質が大きく変わる話である。部品が燃える可能性があるような安全対策については、電子機器設計者は必ず知っておくべき内容である。モーターなどの機械的安全を除けば、電子機器の安全対策で重要なのは、発火と感電の2つだからだ。機器が動かなくなっても、クレームになるだけだ。でも、発火と感電は人の命にかかわる問題である。

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